11月2日、焼津鰹節水産加工業協同組合(焼津市上小杉)にて、宮中新嘗祭(11月23日)に献上される鰹節の箱詰め式が行われました。

 箱詰めされたのは、焼津港で水揚げされたカツオで製造した本枯節。4月の焼津鰹節伝統技術研鑽会(リンクに関連記事)で切り込み後、カビ付けされました。製造した184本の中から特に質の高い7本を選び、天皇陛下へ献上されます。

 箱詰め後、大石組合長は「3年前はカビ付けの段階で台風19号の被害に遭い、大変だった。今年は台風被害なく、無事箱詰めできて何より。価格の高騰や鰹節に適した質の良いカツオが少ない中、良い鰹節ができた。」「研鑽会での若手の切り込み作業からカビ付け等、多くの人の手が結集し完成した。」と喜びを語りました。

 箱詰めされた鰹節は、11月9日に献上されます。

https://suruga-blueline.jp/news/yaizu/katsuobushi_kensankai_R04.html